のぶろぐ

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FEH査定の歴史

用語説明

査定
闘技場編成の評価値のことで、ユーザー内で広まった非公式呼称。
基本的には4人編成のものを差すが、キャラ単体の査定を個別査定と呼んだりもした。
査定という言葉自体は、5月辺りから誰かが使い始めて広まった。

個体値
公式で言うところの個性で、ポケモンになぞらえてユーザーが使っている非公式呼称。
最初からそう呼ばれていた。

総合値
40レベル時点で、スキルを含まない、無凸キャラのステータス合計値の非公式呼称。
死闘スキルに書いてある能力値合計のこと。
初期にステータス表を作っていた時に生まれて定着した。

歴史

査定に関する意見交換が盛んだったのは1~2年目辺りで、飛空城が実装されてからは話題にされなくなったので、それ以降は適当に流します。

追いかけていた当時の印象を元に書いているので、主観多めです。

2017年2月(リリース月)
成長や個体値の法則が判明しておらず、スキル継承も未実装だったので、好きなキャラ(主にピックアップ)を10凸した編成が最大査定となっていた。
そもそもレベルを40にすること自体が当時は非常に難しく、限界突破の上限も判明していなかったので、最初の週は40凸編成はあまり見られなかった。
当時は送還による羽の取得量が今よりも少なく、配布も微量で羽が非常に貴重だったので、星4排出キャラを気軽に10凸することは難しかった。
そのため、ピックアップキャラを10凸するのが一番手軽で、すり抜けで出てきた星4排出のある星5キャラも人気があった。
チートを利用するプレイヤーが存在していたため、特務機関10凸などのチート編成なども見られたが、こちらとしては倒せればいいので、最大査定を出しているチーターを狩る作業となっていた。
チートへの不満はかなり出ていたので、対処はすぐに行われ一掃された。
遠隔よりは近接、その中でも重装の方がスコアを出しやすいことに薄々気づいていたので、エルフィや10凸未満の高凸ヘクトルを狙って採用する人も見られた。
星5限のヘクトルはすり抜けでしか引くことができないにもかかわらず、10凸持ちが1人、8凸付近は数人いたような気がする。
スキル継承がなかったこともあり、査定の最大値は700付近となっていた。
この頃は、総合値ではなく、兵種や武器種で判断していると考えられていた。レベル上げもままならない時期だったので、廃課金以外はスコアにすら興味を持っていなかったと思う。
リリース当初に判明していなかった総合値や個体値については、2月末にはほとんど解明されており、1レベルの状態で個体値判断が可能となっていた。
得意不得意に関しては、±4を多少意識する人は見られたが、誤差と言われていたため、素直に攻撃か速さを上げ、HPか魔防を下げることが推奨されていた。

2017年3月
2月末に実装されたエルトシャンの査定が高いと気づかれ始めた。
原因を考えた結果、獅子奮迅分のステータス上昇が反映されているのではないかという確証に近い推測が生まれ、重装と並び査定界のトップに躍り出た。
初期実装で星4以下のヒナタやジェイガンも所持しているが、査定を気にするようなトップ層には10凸して使うような人が存在せず、今まで気付かれていなかった。
獅子奮迅が注目されたことで、当時注目され始めていた騎馬編成用にジェイガンを10凸する人が1人くらいいた気がする。
獅子奮迅だけでなく、他のステータス上昇スキルも同様の効果があったが、上昇値が微妙なので誤差とされていた。今だから言えることだが、元のSPが低いのでプラスになることがなく妥当な判断だったと言える。
その後、スキル継承が実装されたが、スコア計算の仕様もほぼ同時に修正され、3月の中旬には今の計算方法となった。
獅子奮迅では査定は上がらなくなってしまったが、Aスキルで有用なのは他に遠近反撃や鬼神の一撃くらいしかなく、一番手軽という理由で採用されることが多かった。
SP稼ぎの困難さから気軽に継承が出来ず、無難に使いやすいSP200で埋めることがほとんどだった。
そもそもSP240がほとんど存在せず、唯一存在していたBスキルも救援や守備隊形くらいしか使えるものがなかった。
スキルの取得SPは多少意識されていたが、200と240は誤差と考えられ、特に気にされていなかった。
奥義の天空や疾風迅雷も高いと言われていたが、当時の羽は超高級品だったので、継承してまで装備することはあまりなかった。戦闘時に発動する奥義が好まれたが、初期スキルが範囲奥義のキャラはそのまま使っていた。
某実況者がドーガに倭刀や天空、その他高査定と考えられているスキルを盛り、倭刀天空ドガブレムという単語が生まれ、語感の良さから定着した。ドガブレムに関しては、高査定や重装環境の総称として今でも使用されることがあり、度々ネタにされているが、ドーガがいなくてもドガブレムと呼ばれている。
この時期の査定の最大値は720~728くらいで、奮迅バグやスキル継承の実装により2月末から徐々に上がっていた。
3月末辺りに成長の法則が判明したため、レベル1の状態で最終ステータスを出すことが可能となった。これまでは個体値毎に育成してステータスを確認していたため、革命的な発見だった。


2017年4月
限界突破によるスキルの継承が実装され、個体値を気軽に乗り換えたり、苦行だったSP稼ぎをある程度緩和できるようになった。それまでは、限界突破で素材にした方が所持していたスキルは全て消滅していた。
聖印が実装され、査定が上がるかもと適当に装備していたが、ステ1聖印だったので実感できるほどの効果はなかった。
ここら辺から査定編成の主流が近接となり始め、ボーナス+近接3人で編成することが多くなった。ちなみに中査定帯は10凸騎馬パが暴れていた。
そしてGW前の4月末に初めての英雄祭が行われた。ピックアップはリョウマ、アクア、ヘクトル、タクミで当時の人権キャラ総出演だった。再行動持ちのアクアや遠反持ちで査定も高いヘクトルは特に人気で、この機に10凸が増え、上位の査定編成でよく見かけることとなった。初期人権のタクミはスキル継承辺りから素材と認識され始めていたため、凸した分を分解したいという人も多かった。ヘクトルは査定スキルの遠反需要も高く、高査定帯の人はストック目的で引いていた。遠反は必須スキルと考えられていなかったため、お気に入りや査定キャラ用のスキルとなっていた。


2017年5月
闘技場に階級が実装され、最速で最上位になるために、今まで興味が薄かった下層での争いが激化したが、上位層は普通に昇格できたので、そこまで気にすることはなかった。ここら辺から査定を意識し始める人が増えたように感じる。
5月末には花嫁超英雄が実装され、その中でもティアモは当時主流の攻速配分で、スキルにも恵まれていたため、遠隔ながらも高査定帯で定着することとなった。

2017年6月

新紋章ガチャで2種応援が実装され、査定を上げる目的で継承が行われた。火薙ぎの槍、2種応援、大紋章と5限でもおかしくないスキル構成だったが、ピックアップが終わると4落ちしていることが判明し、人気素材となった。
移動補助を持てなくなるデメリットよりも高い査定が重視されていたので、高査定帯からは踊り以外の移動補助が消え始めた。
戦渦の連戦が実装され、イベント報酬で奥義の鼓動聖印が配布された。
枠が特別仕様で、査定が高そうな見た目をしていたので、優先的に装備されることとなった。
SP2倍の期間があり、継承によるSP不足の解消のために周回するチャンスではあったが、今と違い塔の更新ができず、技量も祝福もなかったので、SP稼ぎはそれでもかなり大変な作業だった。
6月末の水着ガチャから技量が追加され始め、少しはSP稼ぎがやりやすくなった。
二種応援の登場により、最大査定は730くらいまで上がっていた。今までの編成に2種応援を付けることで査定が更新され、他の人も真似していく過程で最大査定も更新されていった。

2017年7月
SP2倍や技量の追加によりSPを稼ぎやすくなり、スキルの最適化などで最大査定は734くらいまで上がった。

2017年8月
縛鎖の闘技場が開始され、対戦剣なしで闘技場が行えるようになった。対戦剣なしで闘技場を遊べるようになったことで、本格的に査定の調査を行う人が現れ始めた。
良成長持ちの重装としてアメリアが実装され、ヘクトルの代わりとして採用された。
その後、満を持しての総選挙英雄が実装された。
査定面ではアイクが注目され、専用Bがあれば最高査定のヘクトルに並ぶのではないかとされていた。
聖印やその他もろもろの追加により、最大査定は738となった。


2017年9月
8月から個人的に査定の研究を行っていて、9月の頭には大まかな仕様を解明していたので、闘技場で実証するのみとなっていた。
野良のデータだけでは正確なサンプルを得ることが難しく、ツイッターでぼやいていると、査定研究をしているグループに誘われたので、そのままグループ入りを決めた。
自分の情報と照らし合わせつつ最適化していき、実際に編成を出してもらうことで妥当性を確かめた。この際、編成の提供者が個体値の思い違いをしてしまい、そのまま結果に反映させてしまったことで、間違った計算式ができてしまった。個人的に納得していなかった部分なので、後にズレが生じた際は直ぐに修正をすることができた。大きく広めるつもりはなかったので、FF内くらいの範囲で計算方法を公開した。
レベルの影響は調査しきれなかったが、闘技場は40レベル前提なので考えないものとした。
調査の過程で740は既に出現していたが、研究を行ったことで742の編成を出すことに成功した。
シーズンの途中で査定の更新が行われるので、それに合わせて縛鎖1位の人たちがやり直すことになり、事情を知る人たちは面白可笑しく眺めていた。
海外での調査は日本ほど進んでおらず、日本勢の更新に合わせて海外勢が同等の編成を出すという形になっていた。
この頃から最大査定を更新することに喜びを感じ始め、査定の更新自体がグループ内での遊びとなっていた。スコアとランキングが表示される縛鎖の方でスコアを更新するので、ランキングを見れば最大査定の更新を知ることができ、更新するたびに騒ぎとなった。

2017年10月
聖印の覚醒が実装された。
スキルの査定に関しては完成していたので、覚醒の優先順位は必然的に査定が高いSP240の聖印が優先されることとなった。
査定が全てだったので、効果が発揮されることがないとわかっていても、謀策などのSP240の聖印を優先強化した。
査定の最大値は744まで上がった。


2017年11月
海外でも査定の仕組みを調査する人が出始め、それを知った2ch民の間では海外の方が進んでいるみたいなことが言われていた。
海外ではサイト上で計算できるようになっていたが、高査定でのみ都合よく計算されるもので、参考程度のものとして使う人もいた。大半の企業wikiはこれを参考にしてしまっているため、大体間違った情報しか書いていない。

2017年12月
11月末に追加されたフィヨルムにより査定の大幅更新が行われた。
祝福の効果量が正確に判明していなかったので、1回目の期間中に今のような伝承20凸の編成が生まれることはなかった。
祝福によって査定が上昇したことで、当時最強だった弓リンが高査定帯に出現するようになった。
祝福の影響はすぐに調査され、最大査定は750になった。
その過程で遠反フィヨルムという査定のための存在が生まれ、遠反武器に遠距離反撃を付ける行為をW遠反と呼ぶようになった。
最大査定で闘技場に入るとオーバーフローし、査定が落ちるバグが発見され、少し査定を落としてマッチングさせることでバグを回避していた。見つけたバグは複数人で報告し、公式の対応待ちとなった。
しばらくして正しいと思われていた計算にずれが生じたが、理由は予想出来ていたので即修正した。結果的には、1人で調査していた時に作った計算式に戻ることとなった。
調査グループ内に企業wikiの編集者がいて、計算式公開の打診があったが、とある事情から公にしたくなかったので、公開は少し先送りにしてもらった。
とりあえず落ち着いたと思っていたが、クリスマス超英雄で査定が更新され、リズか大得意のルフレを10凸することで752が可能となってしまった。

2018年1月
スリーズの実装により風伝承が増えたが、遠隔騎馬は査定が低いのでいまいち人気は出なかった。
そして、伝承2体編成にすることで高い査定が出せることが判明してしまった。
最初に20凸したのは海外勢だったが、仲間がマッチングする一瞬だけ編成を出すことで縛鎖の1位を独占するという事件が起きた。上位100人ほどが1位を共有する環境だったため、日本勢にも衝撃が走った。その際に色々あり、関わっていた海外勢との交流が生まれた。最終的に伝承20凸勢が数人生まれたことで環境が安定した。
調査の過程でレベル1伝承を使い、最高査定とマッチングさせる方法も発見された。(厳密に言うと伝承20凸ならレベル1祝福でもよい)不具合の可能性があったため、オーバーフローの件のついでに意見を送った。
武器錬成により、汎用持ちは遠反を外すことが可能となったが、W遠反は相変わらずで、新しく実装されたゼルギウスも同じ運命をたどることになった。
海外の計算式がこちらの式と同等のものとなり、査定計算が全体的に広まり始めた。広まるのも時間の問題だったので、企業wiki編集者の人に海外引用で記事にするよう伝え、グループで調べたデータも使ってもらうことにした。

余談だが、公にしたくなかった理由は、仕様が広まるとそれ前提の見方になり、査定関連の不満が増えたり、キャラの良し悪しを査定で判断する人が増えそうだったからで、仕様が広まってからは案の定荒れる原因となることが多くなった。
海外の計算式はレベル毎の計算も可能となっているように見えるが、実際には正確でなないため、40レベル前提で考えるのが無難である。40レベル前提としてしまえば、どちらも内容は同じとなっている。

2018年2月
伝承アイクの実装により地属性が追加され、イベントで1周年記念の配布キャラになった。
初の闇ガチャで神器持ちの175重装が実装された。
最大査定は更新されなかったが、W遠反構成にすることで査定に余裕が生まれ、攻撃隊形ジョーカーなどを入れつつ最大査定を出す構成などが生まれて、闘技場の攻略がかなり苦しくなった。
オーバーフローの修正のため、闘技場のマッチング方式が見直された。オーバーフローはなくなったが、レベル1伝承を使う方はそのままだったので、これは仕様だったということにして一部の人の中だけで共有し、それ以上は追及しないということで落ち着いた。この時期は重装環境だったため、この仕組みを利用することで楽にスコアを獲得できた。

2018年3月
火伝承のエフラムが実装されたことで、4種類の伝承が揃った。
風伝承のスリーズは査定が低かったので、他の3つを揃えていれば問題ないという感じになった。
3月末の伝承ルフレの登場で全属性の伝承英雄が揃い、当時はそこそこ強かったので、地伝承20凸勢が増えた。

2018年4月、5月
特に目立った実装もなかったが、伝承リョウマの実装で水伝承20凸勢が増えた。
風伝承は緑弓のリンだったため、査定目的で引くことはなかった。

2018年6月
伝承ヘクトルの実装により、久しぶりに査定の更新が発生した。しかも756を飛ばして、758を出すことが可能となってしまった。ある意味人権なので、普段課金していなかった人たちも課金を始め、伝承ヘクトルを10凸する人がかなり増えたことで、火シーズンが魔境となった。

2018年7月
総選挙ルキナが実装され、専用の移動補助のSPが2種応援よりも高いことから、風シーズンの査定が更新された。
応援環境の中に移動補助持ちが入ったことで、風シーズンの事故率が大きく上がった。

2018年8月
闘技場の階級が追加され、王冠が実装されてしまい、階級争いが激化した。ある程度揃っていれば維持は容易だったが、王冠の有る無しでマウントを取る人なども現れ始めた。
総選挙英雄が実装され、遠反以外のSP300スキルが追加されたことで、W遠反の闇から解放された。総選挙ヘクトルがSP350の専用スキルを持ってきたので、最大査定は出しやすくなった。

2018年9月
応援+が実装され、最大査定が760に更新された。
死闘が実装され、重装以外のキャラクターも上位で見かけるようになった。査定計算は非公式のものであったため、公式で闘技場のスコアに関わる値として170という表記が用いられたことで少し荒れた。意味を知りつつも170が持つ意味を問い合わせたり、計算方法を聞くといった行動をとる人もいた。長らく査定計算が話題になっていなかったこともあり、新規勢の中には理解していないような人もいたため、少しカルチャーショックを受けた気分だった。
伝承リン20凸に死闘を継承することで、風地シーズンでも高査定を出すことができるようになった。当初は伝承リン20凸は存在しないと思われていたが、対象シーズンになり1名だけ存在することが判明した。
9月末に180重装の伝承チキが実装され、査定更新に王手がかかった。

2018年10月
ハロミルの実装により762を出すことが可能となるが、20凸必要なので更新はされなかった。

2018年11月
飛空城が実装され、そちらのほうに比重が置かれるようになったため、これ以降は今までほど査定を気にしなくなっていった。
スルトの実装により762編成が登場したが、それよりもスルトの性能の方が話題になっていた。

その後

2018年12月
死闘持ちの伝承アクアの実装により、水シーズンに限り、再行動入りの最高査定編成が可能となった。
限界突破で不得意を無くす仕様が追加され、その分が査定にも影響を及ぼすため、個体値に左右されず最大査定を出しやすくなった。

2019年1月
SP300のCスキルが追加された。
専用スキルなしでCが埋まるため、専用B持ちは他よりも1ランク高い査定を出せるようになった。

2019年2月
後のダブル持ちである伝承ロイが実装された。
実装当時は死闘効果のみだったが、死闘3よりも高い175扱いだったため、これもまた地味に荒れる原因となった。死闘の時もだが、一緒に研究をしていたような人は騒ごうとせず、それ以外の人が騒いでいた印象がある。

2019年8月
専用B持ちの伝承ユリアが実装され、実質総合値180相当の遠隔歩行が出現したことになり、竜特攻も相まって伝承チキが消え始めた。

2019年10月
ダブル以上の死闘効果を持った比翼英雄が実装された。
持ってきたのが近接重装なので、この時点では変化はなかった。

2019年11月
比翼エフラムが追加され、重装以外でも最高査定を出せるようになり、次第に査定編成から重装が消え始めた。

2019年2月
伝承の死闘効果が180になった。
しかもクロムの専用補助はSP500スキルだったため、最高査定が764に更新された。

それからは比翼の死闘効果がが190になったり、伝承の死闘効果が185になったり、死闘4が追加されたりして今に至る。

最後の方は直近の出来事なのでかなり適当ですが、だいたいこんな感じだと思います。

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ここから下はただの戯言

 

自分が行った査定の調査方法
・縛鎖の闘技場で、40凸編成の査定値とキャラ毎のSPや総合値を記録する。
・スキルや総合値が似た編成同士、査定値が同じで構成が違う者同士などを比較して、ある程度法則性を見つける。
・その過程で査定値の境界が分かるので、そこから総合値とスキルの査定値を割り出す。
・10凸未満や星5未満を含む編成を探し出し、複数の記録から凸や星による影響を割り出す。
・聖印は、有る無しでの影響を調べ、固定値なのかスキル依存なのかなどを確認する。
これを一週間くらいかけて行い、計算式を作りました。

簡潔に書いてはいますが、凸やスキルのせいで総合値を調べるのが非常に面倒で、サンプルを揃えるのにかなりの時間を要しました。
集計もですが、都合のいいサンプル編成を探し出すことも困難で、星3以下の調査や査定の境界を調べる際はかなり苦戦しました。
当時は常に査定のことを考えていたと思います。
合計100以上の編成から割り出したので、問題ないと思っていましたが、境界調査に穴が発生していたため、一部推測で仮の計算式を作りました。
1人でこれ以上の調査をするのには限界を感じていたため、それっぽいことをつぶやき、調査していそうな人を牽制してみたところ、グループに誘われたので、確証を得るためにグループへの参加を決めました。

 

この前修正された闘技場の不具合について
つい先日、レベル1キャラを使用した闘技場の抜け穴が修正された。
修正された経緯としては、当時いなかった新規の海外勢(おそらく風花経由などでの参入組)がこの仕組みを発見してしまった。
古参勢はこの仕様を知っており、それを知った新規勢は、古参はこれを利用して楽して王冠維持をしていると言いがかりをつけた。
最近はボーダーが上がったことで維持が難しく、一部の人が楽をしていた可能性が出てきたことで大騒ぎとなった。
古参勢はマッチングが安定しないことや、攻略自体が難しくなることなど、理由を上げて反論した。
海外の方でそれなりに大きな問題となり、その情報が日本勢にも入ってきたことで、日本の中でも似たような状況になり、ユーザー間で口論することはなかったが、公式への問い合わせなどが増えた。
流石に問い合わせが多く、対応した方が早いと判断したのか、後日この仕様は不具合として修正された。
自分のTLでも、比較的まともな人がこれを取り上げて問題視していたが、今更過ぎて理解できなかった。今更な事実を騒ぎ立てすぎるのも面倒なので、気になる人には事情を説明したりした。事情を知っている人は気にする必要のない問題だが、知らなかった往復勢などはこの差が死活問題なので、そういう層にヒットして騒ぎになった可能性が高い。これ以上大きくなる前に修正することで、事態を収束させた運営側も流石だと思う。
一般的には平等なマッチングで楽をする人がいなくなり、苦労させられる人がいなくなったと思われていると思うが、個人的には自分たちの首を絞めただけだと思っている。不具合の仕組みを簡単に説明すると、最高査定を入れた状態で、都合のいい編成とマッチングできない場合、高査定帯でマッチングが行われるというものであった。低レベルを入れた場合のみ発生すると思われていたみたいだが、実際は高査定編成でも発生していた。そのため、仕様を知っている人は平均的に査定を上げるより、個別査定の方を意識することで、高査定マッチングをしやすくしていた。それが出来た人は出来なくなったからと言って大きな支障がないので、今までとやることは変わらない。むしろ、無凸などを編成に入れつつ、知らずに恩恵を受けていた層の方が影響を受けていそうな気がしている。騒がれていた当時にこの発言をすると、「やっぱり利用していた。」などといちゃもんを付けられる可能性があったので、ここに書くことで発散しておく。行動AIなどと同じように真面目に調べれば出てくるので、今更騒ぐのは情弱を晒しているだけで、身内には騒ぎ立ててほしくない話題だった。
仕様変更もあり、最近の闘技場攻略は修正前よりも楽になったと感じているが、ボーダーが上がったり、王冠を落とす人も増えてきているため、修正後の方が争いが激しくなっているように感じる。争いが激しくなった理由として、階級21の総数が減少傾向にあることが上げられる。フル冠勢は多少減りはしたが、数人程度なので大部分は境界付近の往復勢と考えられる。修正されるまでは不具合の恩恵で同率維持や同率昇格されやすい環境だったと思われるが、修正されたことで完全に手持ち資産依存になってしまい、少しずつ脱落していく形となったのではないかと思う。引退者もそれなりに見かけるが、多少抜けても下から上がってくるはずなので、影響は少ないと思う。戦闘面に関しては、3月時点でそこまで大きな減少は見られず、シグルドの追加を加味しても原因とは考えにくい。シグルド抜きでも厄介な編成は多いので、かなり前から簡単に勝てるような環境ではなくなっている。
ゴネ得で修正したようなものだと思っているが、運営としては修正しても損はなく、逆に競争が激しくなるため、すぐに修正したのではないかと邪推してしまう。
運営は何も見ていない、エアプなどと言う人もいるが、FEHの運営はこちらの事情をよく理解している。査定の歴史を見てわかると思うが、闘技場に関してだけさえ、こちらが欲しいものを完全に理解して実装してきている。
ただ調整は下手なので、対人コンテンツの飛空城などは加減を間違えて環境を壊されがちで、真面目にやっている人はご愁傷様としか言いようがない。

 

査定計算式を作った際に身内以外への公表を渋った件について
個人的にはこういった公式で公開していないような仕様は、公にせずに身内の間でとどまらせておくべきだと考えている。遊びの幅が狭くなる可能性があると考えるからであって、決して情報を独占したいからというわけではない。
外に出さなかったら独占しているのと同じではないかと思うかもしれないが、やる気があれば調べたり、有識者と繋がりができるので、必要な人のところへは伝わると思う。
一番問題視しているのは、ライト層の中で非公開の仕様が広まってしまうことで、仕様を前提として考えるようになってしまい、純粋に楽しめなくなる人が増えことが心配される。
査定関連で例を挙げると、「自分の好きなキャラは査定が低いので、好きなキャラを使えない。」などと言っている人がいたとする。使いたいなら査定を無視して使えばいいだけで、好きなキャラを使いつつ高査定を出したいのなら、そのために課金すれば解決する。他にも、闘技場は既にそうなってしまっているが、査定が周知の事実となってしまっているせいで、攻略だけでも苦しい今の環境で実質補助なしの縛りプレイを強いられている人が多いと感じる。気楽に遊びたい人に対して、仕様を前提として無理強いする人なども出てくるので、非公開のものは公にしない方がいいと思っている。
シミュレーター的なものも同じなので、知っている人だけが利用しているくらいが望ましいと思う。
FEHの話ではないが、ウマ娘をやっていた時に解析情報からレースの計算式を知り、それを元に計算することでゲームの底が見えてしまい、やる気を無くしてやらなくなってしまったという経緯があったりする。自業自得なので自分からはやり過ぎには注意しようとしか言えない。
ツイッターウマ娘解析アカウントの人が情報を出すのをやめたのも、こういったことを危惧したせいではないかと思われる。
非公開だったものに対して運営が修正を加えることで、告知したにもかかわらず文句を言う人たちもいる。内部的な仕様を知らなければ気にならないようなことにも文句を言うので、理解している人の中だけで留めておくのが良いことの方が多かったりする。
自分が非公開の部分に対して不具合を見つけた場合は、大きく騒ぎ立てず要望を送り、必要があれば修正してもらようにしている。その方が余計な手間もかからないので、修正自体も早いと思う。

 

いつもこの調子で色々考えているので、FEH関連でTLが荒れているときに、ついでに言いたかったことを吐き出していると、いつものあの感じになりがちです。
1日以内で片付けるようにしてはいますが、言いたいことはいくらでも出てくるので、自分でもどうかなと思いつつも、言いたいことだけは言い切っています。
それが原因で騒ぎが大きくなったりもするので、吐き出すのにちょうどいいブログの方に書くことにしました。